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food

2020.11.10

時を忘れて過ごす空間。城下町にある隠れ家カフェ

アカリトリノマド

店内には個性豊かなソファやテーブルがあり、どの席に座ろうかと悩んでしまうほど。現在はコロナ対策で8席になっていますが、普段は対面席などもあるそうです

店内には個性豊かなソファやテーブルがあり、どの席に座ろうかと悩んでしまうほど。現在はコロナ対策で8席になっていますが、普段は対面席などもあるそうです

どこか懐かしい店内でホッと一息

温泉旅館がたち並ぶ上山市新湯通りから、上山城へ向かう坂道の途中にひっそりと佇む古民家風の建物。大きな窓と面格子が印象的で、つい足を止めて入りたくなります。このカフェの名前はアカリトリノマド。お店に入ると、窓から差し込む柔らかい光の中に心地よい音楽が流れ、香ばしいコーヒーの香りが漂います。
笑顔で迎えてくれるのは、店主の清野明枝さん。全国でも有名な栃木県日光市のカフェ「日光珈琲」で4年間修行し、2018年6月、故郷の上山で念願のカフェをオープンさせました。
コンセプトは「カフェと喫茶店の中間のような存在」。修行した栃木県の「日光珈琲」や、同じく栃木県内にあるカフェブームの先駆けとなった有名カフェなどを参考にしたというレトロモダンな店内には、明るすぎず、暗すぎない、ゆっくり過ごせる空間が漂っています。

奥にある一人がけの席。ゆっくりコーヒーを飲みながら読書を楽しんだり、音楽を聴きながらぼーっとしたり

奥にある一人がけの席。ゆっくりコーヒーを飲みながら読書を楽しんだり、音楽を聴きながらぼーっとしたり

一杯ずつハンドドリップされたコーヒーには心も満たされる

看板メニューは「あかりブレンド」と「つきまちブレンド」。寒河江市にあるCoffee Roaster & Cafe culminoの焙煎豆を使ったオリジナルブレンドです。あかりブレンド(500円)はバランスの良い中深煎りで、つきまちブレンド(550円)はコクと苦味のある深煎り。さらに特筆なのがアイスコーヒーで、極上水出しアイスコーヒー(600円)は、アイスコーヒーの常識を覆すまろやかな美味しさ。清野さん曰く「アイスコーヒーの苦くてストロングなイメージを払拭したかった」とのこと。使用しているのは、あおぞら珈琲(宇都宮市)の自家焙煎豆。この豆と出会い、苦手だったアイスコーヒーが飲めるようになったそうです。
※金額はすべて税込みです(以下同)

注文が入ると一杯ずつ豆を挽いて淹れてくれます。待っている間も至福のひととき

注文が入ると一杯ずつ豆を挽いて淹れてくれます。待っている間も至福のひととき

スパイス薫るキーマカレーや喫茶店の定番ナポリタンも人気メニュー

コーヒーと並んで人気となっているのが2種類の軽食メニュー。チキンキーマカレー(800円)は、優しい味の中にもスパイスを感じられる美味しさ。ナポリタン(800円)はなんと山芋入り。山芋のシャキシャキ感がケチャップ味のナポリタンに程よくマッチし、食べ応えのある一品です。食後には、清野さん手作りの自家製デザートセット(1100円)がおすすめ。ベイクドチーズケーキは山形県産米粉を使ったマイルドな味わいです。その他にも季節に合わせたタルトやパウンドケーキなど、コーヒーに合うデザートが楽しめます。

「スパイス!スパイス!チキンキーマカレー」(800円)。「ナポリタンがポークソーセージなのでカレーはチキンにしました」と清野さん。雑穀米とよく合います

「スパイス!スパイス!チキンキーマカレー」(800円)。「ナポリタンがポークソーセージなのでカレーはチキンにしました」と清野さん。雑穀米とよく合います

「真っ赤なケチャップナポリタン」(800円)。具材の山芋がサクサクと美味しい。お好みで粉チーズをかけてもgood

「真っ赤なケチャップナポリタン」(800円)。具材の山芋がサクサクと美味しい。お好みで粉チーズをかけてもgood

チーズケーキとあかりブレンドのデザートセット。「コーヒーにはチーズケーキが合うので、通年お出ししております」と清野さん

チーズケーキとあかりブレンドのデザートセット。「コーヒーにはチーズケーキが合うので、通年お出ししております」と清野さん

極上水出しアイスコーヒーとトルタカプレーゼ(アーモンド入りのチョコレートケーキ)。小麦粉の代わりにアーモンド粉を使い、外はさっくり、中はしっとりとした味わい

極上水出しアイスコーヒーとトルタカプレーゼ(アーモンド入りのチョコレートケーキ)。小麦粉の代わりにアーモンド粉を使い、外はさっくり、中はしっとりとした味わい

キャラメルカフェオレ(650円)。インスタ映えする真っ赤なコーヒーカップは元気もチャージできそう

キャラメルカフェオレ(650円)。インスタ映えする真っ赤なコーヒーカップは元気もチャージできそう

カラダとココロに温かな明かりが灯るアカリトリノマド

小さい頃から喫茶店の独特な雰囲気が大好きだった清野さん。お店の随所に懐かしさを感じるのは、清野さんの記憶にある喫茶店のイメージが反映されているからかもしれません。店名の「アカリトリノマド」は清野さんの名前の一文字「明」の成り立ちを調べて出会った言葉。この素敵な言葉と出逢い店名にしたそうです。お店の大きいガラス窓から入るたくさんの光、お店が灯す温かい光、どちらにもぴったりで、訪れる人の心にも温かい明かりを灯してくれることでしょう。

店主の清野明枝さん。お客様にはゆっくり一息ついて、自分の時間を楽しんでほしいとのこと

店主の清野明枝さん。お客様にはゆっくり一息ついて、自分の時間を楽しんでほしいとのこと

アカリトリノマド

山形県上山市鶴脛町1丁目6-2

アカリトリノマド

この記事を書いた人
たいこかいぎさん

Profile 山形会議のキュレーター。音楽を愛する、ティンパニー奏者。広い人脈により調査能力に長ける。敬意を込め、周囲は「記者」と呼ぶ。
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