Birds
2025.04.10File.17 渓流の歌姫 ミソサザイ

- レア度:
- 時期:通年
スズメより小さくて日本では最小クラス。山地の渓流ぞいの岩場の藪や林などのうす暗い所に生息しています。こげ茶色の地味な姿ですが、小さな体に似合わず、大きな響きのよい美声で歌います。尾をぴんと立ててさえずる姿が愛らしい小鳥です。
和名のサザイは、古くから「小さい鳥」を指す「さざき」が転じたと言われ、古事記や日本書紀にも登場する昔から親しまれた野鳥のようです。
江戸時代の俳人小林一茶が、「みそさざい ちっというても 日の暮るる」と云う句を詠んでいます。ミソサザイは冬の季語として使われ「ミソサザイのような小さな鳥が鳴いても時の流れは変わらない」という意味だそうです。
- 全長:10.5cm
- 渡り区分:留鳥(一年中同じ場所に生息している鳥)
- 生息環境:山地の渓流・林 など