ジョウビタキは越冬のために公園や住宅地にも飛来する「冬鳥」です。
オスの頭部は銀色で、胸から腹部は鮮やかなオレンジ色。顔と背中と翼は光沢のある黒色で、色合いが鮮やかな野鳥です。オスに比べメスは全体的に褐色で、翼は少し濃い色をしています。
オス、メスともに翼に白い模様があり、着物の「紋」に似ていることから、「紋付き鳥」とも呼ばれています。
「ヒッ、ヒッ」と澄んだ声や「カッカッ」と特徴的な声で鳴くので、探す時の手がかりになります。
ジョウビタキの「ジョウ」は、オスの頭が銀色で白髪を連想させることから、昔の高齢男性を呼ぶときに使っていた「尉（ジョウ）」が用いられたとされています。

• 全長：14cm
• 渡り区分：冬鳥
• 生息環境：林・公園・住宅地

目立つところにとまる習性なので、比較的見つけやすい野鳥です。

低い木などから地上の越冬昆虫などを狙って飛び降り捕らえます。

メスは全体的に褐色で地味ですが、顔つきが可愛いです。