Birds
2025.09.26File.20 白い斑点を星空に見立てた ホシガラス

- レア度:
- 時期:通年
チョコレートのような黒茶色の体に白い斑点があり、星空のようにみえることから「星鴉」とよばれるカラス科の野鳥です。
翼が短めで幅広なので、ふわふわと直線的に飛行します。しわがれた声で、「ガァーガァー」「ケッケ」と同じカラス科のカケスに似た声で鳴きます。
標高800m以上の亜高山帯や高山帯の針葉樹林に生息し、雑食です。ハイマツの種子や昆虫だけでなく鳥の卵や雛なども食べます。
お気に入りの場所にハイマツの実を運んで、ほじくり出した種子やブナやミズナラなどの実を喉袋に貯め、あちこちに運び、
木の隙間や地中に隠しておき、必要な時にそれを掘り出して食べます。
この行動により、運ばれた種子が森の再生につながり、森を守る鳥としても知られています。
昔から登山者にはよく知られ、「岳鴉(だけがらす)」とも呼ばれてきました。
- 全長:35cm
- 渡り区分:留鳥(一年中同じ場所に生息している鳥)
- 生息環境:亜高山や高山の針葉樹林