米沢市の天元台ロープウェイとリフトを利用し、登山道を歩くこと約3時間で弥兵衛平湿原へ辿り着く。 広大な湿原には延々と木道が敷かれており、大湿原と池塘と四方の山々を眺めながら爽快な山旅を味わうことができる。
弥兵衛平湿原は、山形県と福島県の県境にある吾妻連峰の標高1,800mほどに広がる大湿原。 吾妻連峰で最大規模の数をもつ池塘群、東日本で有数の規模を誇る高層湿原だ。 高山植物の宝庫でもあり、初夏から盛夏にかけてキンコウカやワタスゲ、イワイチョウ、シャクナゲ、ミヤマリンドウ、バイケイソウなどの湿生植物が咲き乱れる。
湿原の入り口には、弥兵衛平避難小屋（旧明月荘）という無人の山小屋があり、小屋の前には「明月湖」、さらに進むと「明星湖」と呼ばれるロマンチックな名前の二つの大きな池がある。

弥兵衛平から弥兵衛平湿原を望む

池塘を囲むようにキンコウカが咲き乱れている

湿原を貫き、延々と伸びる木道

湿原と池塘を眺めながらの爽快な山旅

池塘の水面が水鏡となり空と雲を映す

ドローンで上空から見ると大小様々な池塘があることがわかる

地上からは見えない幻想的な風景が広がっていた

弥兵衛平避難小屋（旧明月荘）

旧明月荘の前にある大きな沼「明月湖」

旧明月荘からさらに湿原を進むと明星湖がある