2021.07.16
山形県最難関の「大雪渓登山コース」
石転び沢大雪渓(小国町)
青空と白雲、新緑と雪渓のゼブラ柄に見惚れていると、どこからか聞こえてくる「ドーン」という爆音。
マタギがクマでも追っているのだろうかと辺りを見廻す。すると大岩が雪渓を転がり落ちていくのが見える。
爆音の正体は、岩にぶつかる落石の音。
山形県最難関といわれる「石転び沢大雪渓」は、飯豊連峰の温見平から梅花皮小屋に至るまでの2km に渡る大雪渓登山コース。
真夏まで残る雪渓を吹き抜ける風は冷たく心地が良いが、この絶景を体感するには、最大斜度44 度といわれる急登の大雪渓を登り切る体力が必要となる。