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2025.09.05

この夏もみんな芸工大生!2025年夏芸大はやっぱりすごかった

東北芸術工科大学


夏芸大

2025年で2回目を迎えた「夏芸大」。夏芸大とは、東北芸術工科大学が開催するどなたでも参加できる特別講座です。私たちは昨年に続き今年も参加!作品づくりの熱気に包まれたキャンパスの様子や、感じたことをたっぷりお届けします。

「この夏あなたも芸工大生」をテーマに小学生から大人まで学べる74講座

「この夏あなたも芸工大生」をテーマに、小学生から大人まで学べる74講座

グラフィックデザイン学科の髙谷 廉准教授が手がけた「夏芸大」の宣伝美術。「日本タイポグラフィ年鑑2025」グラフィック部門でベストワークを受賞したことも話題に(写真提供:東北芸術工科大学)

2回目を迎えた夏芸大は、前回よりさらにスケールアップ!社会人向けのリカレント教育だけでなく、今回は小中高生や親子も参加できる講座が多数。生涯学習の推進や次世代の創造力を育む場として、より地域に開かれた大学の魅力を感じられる10日間でした。

【2025年夏芸大のポイント】
講座数・多様性の拡充
アート・工芸、デザイン・映像、デジタル・AI、建築・歴史、地域マーケティングなど多彩

講師陣の構成
もともと豪華な東北芸術工科大学の教授陣に加え、第一線で活躍する外部講師も来学

対象層の幅広さ
小中高校生、大人、親子向けなど幅広い年齢層が対象で、多世代向けプログラムを整備

夜間講座の新設
社会人が仕事帰りでも参加しやすいよう、夜間に大人向けの講座を設けたことも特徴

スペシャルゲストの講演会
俳優の方やクリエイターによる特別講演が週末に開催され、貴重な機会と注目を集めました

「この夏あなたも芸工大生」をテーマに、小学生から大人まで学べる74講座

2025年のチラシ、DM、ステッカー、トートバッグ。昨年配られたバッグ持参で受講する方も多く、夏芸大ファンが定着し、すでに愛されているデザインだと感じました。

子どもから大人まで、多彩な学びで夢中になれる時間

子どもから大人まで、多彩な学びで夢中になれる時間

普段は学生でにぎわう本館で、スムーズに受付できました。期間中は学生食堂や図書館も自由に利用可能。講義だけでなく、キャンパスの自然や設備、学生食堂の味まで体験でき、思わず「芸工大の学生がうらやましい!」と思う瞬間がたくさんありました

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小中高生、親子向け講座は「デザイナーと一緒につくるメッセージTシャツ」「親子でつくる電子工作」「白い服がカラフルマップに大変身」「大学生と本格制作ミニチュア建築模型」「食べ物を美味しくするカトラリー」「彫刻おでん制作」「キャラクター・ゲームデザイン入門」「コラージュから絵画への展開」などテーマの一部だけ見ても興味深い講座がいっぱい。手を動かして考えてカタチにする楽しさを味わえます(写真提供:東北芸術工科大学)

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大人向け講座は「描かずともリビングに飾れる絵画制作」「金箔・銀箔の箔貼り技法」「手織り講座」「ろくろ講座」「変幻自在な家具づくり」など美術大ならではの手を動かすものから、クリエイティブな仕事で実践できそうな座学・ワークショップまで、幅広い分野を学ぶ講座が揃っていました(写真提供:東北芸術工科大学)

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ファッションデザイナー皆川 明さんの講演会「手の眼差し」(左上、右上)、片岡英彦先生の講座「大人のための戦略PR 買いたくなる地域の魅力を設計しよう」(左下)、本間拓真先生の講座「身近なもので楽しむXR・AR術」(右下)の様子(写真提供:東北芸術工科大学)

ファッションデザイナー皆川 明さんの講演会「手の眼差し」(1番目、2番目)、片岡英彦先生の講座「大人のための戦略PR 買いたくなる地域の魅力を設計しよう」(3番目)、本間拓真先生の講座「身近なもので楽しむXR・AR術」(4番目)の様子(写真提供:東北芸術工科大学)

自分の業務に直結する講座を受講した当社の社員からは、
「今の仕事の進め方が正しいか答え合わせができて安心した」「学んだ内容をすぐに実践でき、参加して本当によかった」「視野が大きく広がった。来年もぜひ参加したい」といった声が寄せられました。

さらに、週末に開催された俳優やクリエイターによる特別講演では、
「普段触れることのない話題に心を動かされた」「幼少期の体験や活動の実践をスライドショーを交えて語ってくださり、非常に貴重な時間だった」といった感想が相次ぎました。

東京に住む友人からも「今回、娘が夏芸大に参加してるよ。山形うらやましいな」とメッセージが届き、思わず深く同意してしまいました。

私が参加した講座では、初対面ながらも一緒にワークショップをした4人のグループLINEが生まれました。「こんなイベントあるよ!」「先生の本、めちゃくちゃ面白かったから読んでみて」─そんなやりとりが、今も続いています。 大人になってから、感性の合う仲間と出会えるなんて、そうそうあることじゃない。これは夏芸大がつないでくれたご縁。もうそれだけでも、この夏が特別だったと胸を張って言えます。

この夏の経験が、次の創造へ

この夏の経験が、次の創造へ

2回目を迎えた夏芸大は、世代を超えて学びや創造を楽しむ場となりました。講座を通じて得た気づきや出会いは、きっとそれぞれの次の一歩につながっていきます。来年の夏も、多彩なプログラムがどんな広がりを見せてくれるのか、今から楽しみです。
夏芸大から広がる、新しい一歩。来年の夏は、あなたも芸工大生になってみませんか。

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東北芸術工科大学

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https://www.tuad.ac.jp/

この記事を書いた人
みどりかいぎさん

みどりかいぎさん
Profile 山形会議のキュレーター、元・書店員。青森生まれ、盛岡、仙台育ち、そして山形へ。ダイエットとリバウンドを繰り返す人生は、日々糖質との闘い。レモンサワーがあれば大丈夫。
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